Masuhiro Japan
山本 益博
Masuhiro Juk
いま、日本の料理界は世界の最新情報を巧みに取り入れたグローバル化と、日本各地でその土地なら ではの食材で郷土料理を再構築したローカルガストロノミーが注目を浴びています。いまこそ、料理 人にお話を伺い、昭和・平成を振り返り、現在の足元を確かめ、未来を展望することが大切ではない でしょうか? 一期一会で一瞬にしてはかなく消えてゆく「料理」を、かけがえのない「文化」として 遺し、継承してゆくことが急務と思われます。
「Masuhiro Juk」は、料理人、職人さんから「料理哲学」を学ぶ小さな塾です。 「哲学」といっても、高尚な学問というより生活的教養に近く、彼らから、料理に対する情熱、信念、使命感を伺います。優 れた同時代人から生きるヒントをいただく「未来への教室」です。
Vol. 0 世界を見てきた『私のトーキョー料理』
傳 長谷川在佑 x 山本益博
日本料理店「傳」の店主、長谷川在佑。幼い頃、芸者をしていた母親が仕事先の料亭から持って帰って来る弁当を食べ、料理に興味 を持つ。高校卒業後、「神楽坂 うを徳」に住み込み、18歳から修行を積み始める。他にも様々な料理店で経験を積み、2007年29歳 で独立。東京・神保町に「傳」を開店する。開店からわずか3年目で、「ミシュランガイド東京2011」にて二つ星を獲得。豊富な食 材、四季、日本独特の文化といった日本の良さを大切にしつつ、今までの日本料理の枠にとらわれない新しい形の日本料理を提供し ている。「世界のベストレストラン50」や「食べログアワード」など世界各国のホスピタリティアワードを受賞するなど、お客様を 虜にする傳のユーモア溢れたおもてなしが評価されている。
会場 ENEKO Tokyo [https://eneko.tokyo/ ]
Vol. 1 ジョエル・ロブションが遺したもの
モナリザ 河野透 x SUGALABO 須賀洋介 x 山本益博
河野 透(かわの とおる)
1957年宮崎県生まれ。1982年に渡仏し、パリ「ジャマン」スイス・クリシエ「フレディ・ジラルデ」などでキャリアを積む。1993年恵比寿「タイユバン・ロブション」初代料理長、1997年「レストラン・モナリザ」を開く。2002年に丸ビル36階に「モナリザ」を出店。
須賀 洋介(すが ようすけ)
1976年名古屋生まれ。実家は洋食屋、フレンチレストラン。21歳の時、巨匠ジョエル・ロブションと出会い、以後16年に渡り氏の元で腕を振るい続けた。東京、ラスベガス、ニューヨーク、台湾、パリで新店舗立ち上げから総料理長を務める。2015年東京・神谷町に「SUGALABO」を開き、会員制レストランとして美食家に料理を提供している。
会場 DMO TOKYO / Marunouchi [https://tokyo-marunouchi.jp/ ]
掲載:Yahoo! ライフマガジン
Vol. 2 いまだ、鮨の夢を見る
すきやばし次郎 小野二郎 x 山本益博
小野 二郎(おの じろう)
大正14年(1925年)10月27日、静岡県天竜市の生まれ。7歳から料理旅館に奉公に出る。26歳の時、東京・京橋の鮨店「与志乃」へ入る。
昭和40年(1965年)39歳で独立、銀座に「すきやばし次郎」を開く。以後、鮨職人一筋。平成17年(2005年)「現代の名工」に選ばれる。今でも、毎日、店に出て、鮨を握っている。
会場 ENEKO Tokyo [https://eneko.tokyo/ ]
掲載:Yahoo! ライフマガジン
Vol. 3 アマゾンの料理人と丸の内のショコラティエ
太田哲雄 x 三枝俊介 x 山本益博
太田 哲雄(おおた てつお)
1980年長野県白馬生まれ。19歳でイタリアへ渡り、イタリア、スペイン、ペルーと3カ国で通算10年以上の経験を積み、2015年に帰国。スペインでは「エル・ブリ」ペルーでは「アストリッド・イ・ガストン」で働く。現在は、料理をする傍ら、アマゾンカカオ普及のため幅広く活動している。LA CASA DI Tetsuo Ota 店主。
三枝 俊介(さえぐさ しゅんすけ)
1956年生まれ。大阪府出身。1996年フランス・リヨン「ベルナシオン」にて故モーリス・ベルナシオン氏より直接ショコラだけでなくショコラティエとしてのフィロソフィーとエスプリを受け継ぎ、ショコラティエとしての思いを強くする。2007年東京丸の内に「ショコラティエ パレ ド オール TOKYO」をオープン。2018年5月 NHKテレビ「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演。
会場 DMO TOKYO / Marunouchi [https://tokyo-marunouchi.jp/ ]